若年性認知症について
18歳から64歳までに発症した認知症性疾患(アルツハイマー病、脳血管型、前頭側頭型、頭部外傷後など)を総称して言います。日本全体では約4万人が存在するのではないかといわれています。男性が多く、体力があり、暴力・徘徊などの範囲が広いのが特徴です。
特に働き盛りの男性が当事者である場合には、経済的な問題が大きくのしかかり、家庭内の役割を配偶者がすべて負うことになるため、老年期認知症と比較すると介護負担が大きいといわれます。
原因が事故など以外は、デイサービス・ショートステイ・グループホームなどの介護保険制度を利用できます。しかしこれらのサービスは、高齢者中心であるため、当事者が馴染まずに帰ってきてしまうことがよくあります。また、体力もあり徘徊も広くマンツーマンの対応になること、怒ったときには他の利用者に迷惑がかかるなどの理由で、デイサービス等での利用を断られる方がほとんどです。そのため家族が一日中介護をすることになり、へとへとになって共倒れというケースもあります。
「ようざん」のケア
「ようざん」の認知症対応型デイサービスは小規模の事業所で、職員の配置も大規模事業所に比べて手厚くなっています。その為一人ひとりの認知症状や好み、生活リズムに合わせて個別のケアが可能です。
「ようざん」の認知症ケアの事例はこちらです。
「ようざん」ご利用者のご家族の声
Q.スーパーデイようざんの利用開始前と比較して、ご利用者様に変化がありますか?具体的に教えて下さい。
- 毎日落ち着いて生活できるようになった。夜もよく眠れているようです。昼間の記憶は本人には無いのですが、帰ってきたときの様子から楽しく過ごせていたことがわかり安心です。
- 誰に対しても分け隔て無く話しかけるようになった。「ありがとうございます」と言う言葉をいつも言うようになった。自分から進んで歌を唄うようになった。誰の言うことも素直に聞き入れ人を信頼するようになった
- 最近は算数4、50題を毎日でもやる。+、-、×、÷特に引き算が苦手らしく-に一本入れ+に直しての計算が10題に2、3見られるが毎日習慣で行う。
- 毎日楽しく行っている。一言もいやだと聞いたことが無い。社交的な性格が生かされている。
- 以前に比べ欲求不満が減り大声を出すことが少なくなった。
- 一人で外に出掛けることが無くなった。いつもにこにこして帰ってくる。
- 家にいても鼻歌を歌ったりしている。以前は出掛けることもなく家にいることが多かったが色々な人と話ができるようになって気晴らしになっているようだ。
- 表情がすごく明るくなり、朝出かけるとき楽しそうに行くようになりました。夜、帰ってくるとその日の出来事を話してくれるようになりました。
- 以前よりよく話すようになった。具体的にはようざんさんでの出来事、どこかへ連れて行ってもらった話、一緒にしたことなど行くことを楽しみにしています。
- 本人は足腰が強かったため一時は夜中の徘徊で道に迷っての行動悩みました。その後は、ひたすら横にて睡眠をとるようになった。
- 顔の表情が穏やかになった。笑うようになった。声が元気よく大きくなった。足の動きが力強くなった。手の動きが早くなった。食欲が出てきた。手作業が少しできるようになった。テレビを見ていられるようになった。座っていられるようになった。トイレが一人で出来るようになった。人と会話が出来るようになった。落ち着いて話せるようになった。興奮しなくなった。